【出張買取】横浜市にてTANNOY HPD315 他を買取いたしました

『TANNOY HPD315』

横浜市のお客様のご依頼にてご実家の整理に伴う家屋内すべての見積もりからの買取という流れでございました。
このタンノイのスピーカーもその中の1点となります。

HPD315
タンノイが70年代中頃にコーン紙製造工場が全焼という悲劇に見舞われました。
この工場で生産したコーン紙を使用していたそれまで作り上げた人気のスピーカーシリーズが生産不能となり絶体絶命の危機に。
英国の名門もここまでか、、、

と、思われていたのですが、
急遽英国外のドイツから入手したコーン紙を使用し新たにスピーカーシリーズを発表し名門大復活の礎になったのがこのHPDシリーズとなります。

さて、今回のお客様のHPDは
現状ではエッジ部分が完全に劣化し崩れ落ちておりましたが、
張替えればまだまだ使用できる個体でしたので、
無事救出完了となりました。

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【出張買取】横浜市にて松井康成練上手の作品を買取りいたしました。

『松井康成 練上手』

松井康成(マツイ コウセイ)
昭和 2年 5月20日生まれ
平成15年 4月11日逝去
長野県佐久市(旧北佐久郡本牧村)出身
師:海老沢東丘(木村武山弟子)
日本国無形文化財保持者
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【出張買取】神奈川県横浜市にてR Lalique(ルネ・ラリック)のSix Figurines ショットグラス他をお買取りいたしました

『Rene Lalique  Six Figurines ショットグラス』

今回のご依頼品はルネ・ラリックの1911年頃の「Six Figurine」ショットグラスでございます。
彩色の剥離はあるものの100年の時を越えてきたものとは思えないコンディションを保っております。
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【出張買取】神奈川県横浜市にて愛新覚羅溥傑書他、工芸作家作品など多数をお買取りいたしました。

『愛新覚羅溥傑 書』

横浜市のお客様よりご依頼を受け「愛新覚羅溥傑」の書をはじめ多数の工芸作家作品をご売却いただきました。
「愛新覚羅溥傑」は、あのラストエンペラーという映画にもなりました清国最後の皇帝(十二代)にして満州国皇帝(執政ののち)でありました「愛新覚羅溥儀」の実弟でございます。現在七十代の方はご存じでしょうが今の世ではそのあとの世代の方には近代史がお好きでなければご存じないのかもしれません。
さて、溥傑といえばその妻である嵯峨浩が個人的には頭に浮かびます、昔読んだ「流転の王妃」という本のせいかもしれません。
嵯峨家は明治天皇の母方と血縁関係でもある公家華族でありました。そのご成婚はあの当時の沢山人々の思惑が渦巻く中「政略結婚」の意味合いは否定できませんが、昭和十二年2月お二人はご結婚なされました。当時嵯峨家のお屋敷は杉並区にありここより結婚式場であった九段会館まで車で向かう浩を乗せた車を一目見ようと、その沿道には沢山の子供から大人までが日満の旗を振り祝ったそうでございます。私もその当時の物であろう写真を何度か見たことがございますがその写真に切り取られた風景には祝福の文字しか浮かばない光景がそこにはございました。その年にお二人は満州国へ渡られます。翌年には長女であらせられる「慧生」が誕生。昭和十五年には二女「嫮生」誕生と幸せな時は続きます。しかし日本の敗戦色濃くなる中、昭和二十年、ソ連の参戦侵攻をうけ満州国は大混乱に陥り愛新覚羅家は各地を流転していくこととなります。
このソ連の参戦侵攻の中、沢山の、、、本当に沢山の日本人の軍関係はもとより民間人の命が奪われていったのも現在の日本人は消して忘れてはいけない事実でございます。しかしながらそれが戦争というものなのです。
少し「溥傑」のことよりはなれたお話を書きすぎてしまいました。この拙文を読み少しでも愛新覚羅家および満州国や関東軍、ソ連の参戦にご興味がわきましたということであれば是非一度その時代のことを書いた本が沢山出ております、思想的に偏ったものもあるかと存じますがお読みいただくことをお勧めいたします。

さてさて、「愛新覚羅溥傑」の書について少し資料をこの場に残し筆を置きます。

画像は昭和50年代の溥傑の直筆銘と落款でございます。まるで流水がごときと称された氏の独特の作品ではございますが一部には沢山の書を仕上げねばならない場面が多かったためか書自体がが少し荒れているものや落款のずれがあるものがございます。また書体もその時代により変化いたしますし落款は他にも数種類ございます。

お買取りのご依頼はこちらから
https://www.kitarou-shouten.com/contact/

店主がTwitterにてつぶやいております。たまにですが、、
https://twitter.com/kitaroushouten

 

土田麦僊 舞子 軸装

土田麦僊
明治20年(1887年)~昭和11年(1936年)新潟佐渡新穂村生 本名土田金二
明治37年(1904年)竹内栖鳳に師事
明治44年(1911年)京都市立絵画専門学校卒
大正7年(1918年)村上華岳、榊原紫峰、小野竹喬らと共に国画創作協会を結成
同年発表作品 湯女図(ゆなず)彩色・絹本・屏風2曲・1双 は重要文化財指定を受け東京国立近代美術館に所蔵されております。

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