岐阜県のお客様より宅配買取にて70本ほどのこけしをご売却いただきました。
岩本芳蔵工人
土湯系 中の沢系
師匠:岩本善吉
明治45年(大正元年)生まれ
昭和48年逝去
十代の前半頃 磯谷直行 佐藤豊治に木地を習うが、十六歳の頃出奔、その後昭和7年に中の沢に戻る。
昭和8年頃よりこけしの製作を再開。
再開後は父、善吉型は作らなかったが、昭和31年になり小野洸の父善吉型(タコ坊主)の復活を懇願し、タコ坊主が直系の芳蔵の手により復活。
芳蔵の手によるタコ坊主は晩年の9年間のみ制作されたそうである。
なお芳蔵の死後昭和49年
芳蔵の弟子たちにより「たこ坊主会」が組織され継承されてきました。
現在では継承する工人が少なくなったとはいえ、まだまだ「たこ坊主」は生き続けております。